【宝塚記念2021調教見解】宝塚記念出走有力馬調教分析！調教から見た特選注目馬1頭を公開！！

6月27日(日)阪神競馬場にて【宝塚記念】が開催されます。いよいよ春競馬を締めくくるグランプリ【宝塚記念】がやってきます。今年は開催週など例年と少し条件が異なってきますが、基本荒れる傾向にあるレースです。春競馬を締めくくるに相応しいメンバーが集まったと思います。今回も人気薄の穴馬の台頭はあるのか？1週間前、最終追い切りからヒントはあるのか？と気になるところが多いです。特選注目馬も公開しますので、最後までご覧いただければ幸いです。それでは早速参りましょう。

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【宝塚記念調教各馬見解】

２０２１年６月２７日（日） 
阪神競馬１１レース（１５時４０分発走） 
第６２回宝塚記念（ＧⅠ） 
阪神芝２２００m ３歳以上定量

アドマイヤアルバ

（セ6歳父ハーツクライ・母エリドゥバビロン）

前走：目黒記念3着（東京芝2500m：2分33秒4）

１週前追い切り（栗東坂路４ハロン５５.２-４０.４-２６.８-１３.５）と間隔は詰まってはいるものの、こなしている内容には物足りなさが残ります。正直１週間前の段階では、ここに向けて大きく変わってきたという様子もありません。最終追い切りでは（栗東坂路４ハロン５４.０-３９.２-２５.２-１２.４）と攻め動くタイプらしく坂路で悪くない動きは披露出来ていたと思います。ただ、やはり大幅に良くなってきた感じはしません。今回もブリンカー着用でレースに臨むが、その効果がどこまで出るか。

アリストテレス

（牡4歳父エピファネイア・母ブルーダイアモンド）

前走：天皇賞・春4着（阪神芝3200m：3分15秒2）

１週前追い切り（栗東CW６ハロン８２.２-６６.４-５１.７-３７.８-１１.９）ヴァーダイト（一杯）の外を０.４秒追走・３Ｆ併０.２秒先着と併用でしっかり乗り込まれ、こなしている攻め内容も良いです。現状大きく変わってきたという様子はないものの、引き続き良い状態を保てていると思います。最終追い切りでは（栗東坂路４ハロン５３.０-３８.６-２５.１-１２.５）アードラー（一杯）に０.２秒先行・クビ先着と大きく変わってきた様子はないものの、この馬なりに良く動けていますし、順調に仕上がったとは思います。ここ２戦は長丁場で成績を落としていますから、距離が短くなるというのも良さそうですし、見直せるタイミングではある。

カデナ

（牡7歳父ディープインパクト・母フレンチリヴィエラ）

前走：安田記念6着（東京芝1600m：1分32秒2）

１週前追い切り（栗東坂路４ハロン５３.６-３８.５-２５.０-１２.３）と中２週と間隔は詰まっていますが、坂路で意欲的な登坂を見せています。終い重視とはいえ、中２週でこれだけやれていれば十分ですし、引き続き状態は高いレベルにはある。最終追い切りでは（栗東坂路４ハロン５３.７-３８.６-２４.７-１２.４）と坂路で派手に見せるタイプではないものの、今回は良く動けていますし、気配も上向きとみています。久々に良い状態で使えそう。

カレンブーケドール

（牝5歳父ディープインパクト・母ソラリア）

前走：天皇賞・春3着（阪神芝3200m：3分15秒2）

１週前追い切り（美浦坂路４ハロン５１.８-３７.６-２５.０-１２.８）ドリームインパクト（強め）を４.２秒追走・０.２秒先着と今回も坂路主体の調整になっていますが、これまでもこの調整方法でしっかり走れていますし、個人的にはウッドチップコースを併用していないという点は全く気にしていません。ここに向けて動きも良くなっていると感じますし、良い仕上がりで出て来れると思っています。最終追い切りでは（美浦坂路４ハロン５３.１-３８.６-２５.２-１２.７）と近走の中では上位の仕上がりとみていますし、最終追い切りもこの馬なりに良い動きだったと思います。距離短縮はプラスでしょうし、あとは当日良馬場でやれれば…。

キセキ

（牡7歳父ルーラーシップ・母ブリッツフィナーレ）

前走：QE2世C4着（シャティン芝2000m：2分01秒67）

１週前追い切り（栗東CW６ハロン８０.６-６５.６-５１.１-３７.５-１１.９）と良い内容を積めていますし、ここに向けて順調に仕上がりは進んでいる印象です。年齢的にもそこまで変わってきた様子はありませんが、仕上がり自体も近走の中では上位とみています。最終追い切りでは（栗東坂路４ハロン５３.３-３８.１-２４.８-１２.３）と近走の中では上位の仕上がりというイメージではあるものの、本当に良かった頃との比較ではまだ見劣るイメージの方が強いです。２年連続馬券内に来ている舞台で、相性は良い。正直年齢的に上積みというのは感じないが、条件は間違いなく合うので注目です。

クロノジェネシス

（牝5歳父バゴ・母クロノロジスト）

前走：ドバイシーマクラシック2着（メイダン芝2410m：計不）

１週前追い切り（栗東CW７ハロン９６.５-７９.８-６４.２-５０.１-３７.３-１２.３）ジェラルディーナ（一杯）の内を０.４秒追走・４Ｆ併０.５秒先着と併せ馬を敢行。ルメール騎手を背にハードな内容を消化出来ましたし、このひと追いでほとんど態勢は整いそうなイメージです。最終追い切りでは（栗東CW６ハロン８５.２-６７.７-５２.３-３８.７-１１.９）ジェラルディーナ（馬なり）の内１.６秒追走・同入と最後のひと追いは陣営としても軽めに留めておきたかったという意図もあるようで、折り合い、リズム重視だった。ただ、１週間前にしっかり追えている分問題はないと思います。

シロニイ

（牡7歳父キングカメハメハ・母シラユキヒメ）

前走：天皇賞・春16着（阪神芝3200m：3分18秒4）

１週前追い切り（栗東坂路４ハロン５２.６-３８.３-２５.２-１２.５）と正直強めの負荷をかけられているという点以外は特に強調したい点は見当たりません。最終追い切りでは（栗東坂路４ハロン５２.０-３７.１-２３.６-１１.８）トーセンアラン（一杯）を０.４秒追走・同入とこの馬としては坂路でかなり動けましたし、高く評価します。能力的にはさすがに見劣りすると思いますが、近走の中では1番の出来と判断しています。

ミスマンマミーア

（牝6歳父タニノギムレット・母サンデーメモリー）

前走：目黒記念12着（東京芝2500m：2分34秒2）

１週前追い切りは（栗東ポリ５ハロン６８.５-５２.９-３９.３-１２.６）と中３週と間隔は詰まっていますが、良く乗れていますし、負荷という面では十分です。ただ、そこまで大きく変わってきたという様子はありません。最終追い切りでは（栗東CW６ハロン８３.１-６７.０-５２.０-３７.９-１２.１）と時計的にはそこまでの変化はないものの、動きは良いですし、長く良い脚を伸ばせていました。実戦でもこの点が生きてくれば良いですし、ハマれば善戦のチャンスはあっても良い感じに見えた。

メロディーレーン

（牝5歳父オルフェーヴル・母メーヴェ）

前走：ジューンステークス10着（東京芝2400m：2分26秒7）

1週前追い切りは中１週のため軽めの調整程度です。最終追い切りに重点を置いて評価していきたいです。最終追い切りでは（栗東坂路４ハロン５５.２-４０.９-２６.７-１３.４）ティエドゥール（馬なり）を０.９秒追走・同入と大きく変わってきた様子はないものの、普段坂路ではかなり地味な方ですので、そう考えるとこの馬なりに動けていると思います。

モズベッロ

（牡5歳父ディープブリランテ・母ハーランズルビー）

前走：大阪杯2着（阪神芝2000m：2分02秒3）

1週前追い切り（栗東坂路４ハロン５５.５-３９.４-２４.９-１２.２）ハートオブアシティ（馬なり）を０.７秒追走・０.３秒先着と併用でキッチリ作られていると思いますし、馬はいよいよ本格化の域に入ったのではないかと感じます。これまでは攻めで動き切れないことも多かったのですが、今回はそんなことは全くなく、素晴らしい内容をいくつも消化出来ています。最終追い切りでは（栗東坂路４ハロン５４.５-３８.４-２５.０-１２.６）ダイメイコスモス（末強め）を１.３秒追走・同入と坂路で目立たないタイプのですので、これくらい動けていれば十分です。全体的に眺めても凄く良い攻め過程を歩めていますので、好パフォーマンスに期待して良い状況にはあるとみています。

ユニコーンライオン

（牡5歳父No Nay Never・母Muravka）

前走：鳴尾記念1着（中京芝2000m：2分00秒7）

１週前追い切り（栗東坂路４ハロン５３.５-３８.５-２５.５-１２.９）と中２週と間隔は詰まっているのですが、坂路で意欲的な登坂を見せています。内容は目立たずとも、中２週でこれだけやれていれば十分ですし、引き続き状態は高いレベルにありそう。最終追い切りでは（栗東坂路４ハロン５３.２-３８.２-２４.１-１２.０）マルシュロレーヌ（強め）を０.４秒追走・０.２秒先着と坂路では動くタイプとはいえ、良い内容を消化してきましたし、近走の中で見ても上位と言える出来にあるとみています。

レイパパレ

（牝4歳父ディープインパクト・母シェルズレイ）

前走：大阪杯1着（阪神芝2000m：2分01秒6）

１週間前追い切りでは（栗東坂路４ハロン５５.６-４０.４-２５.１-１２.１）スマイルライン（一杯）を０.５秒追走・０.４秒先着と終い重視も追い切りは素晴らしい動きでした。内容自体は軽いものが並んでいますが、仕上がり早なタイプなだけにこの攻め過程は問題ないと判断しています。最終追い切りでは（栗東坂路４ハロン５１.６-３７.９-２４.９-１２.３）と坂路で自己ベストを更新。時計はあくまで参考程度とはいえ、これには好感が持てますし、動きも目立っています。２週続けてしっかり動けましたので、引き続き力は出せるとみています。

ワイプティアーズ

（牡6歳父ダイワメジャー・母ナミダガキラリ）

前走：鳴尾記念5着（中京芝2000m：2分01秒6）

1週前追い切りでは（栗東坂路４ハロン５５.６-３９.９-２５.４-１２.２）と中２週と間隔は詰まっているのですが、坂路で意欲的な登坂を見せています。終い重視とはいえ、中２週でこれだけやれていれば十分ですし、引き続き状態は高いレベルにありそう。最終追い切りでは（栗東坂路４ハロン５３.１-３７.８-２４.４-１２.３）と坂路でこの馬なりに良い動きを披露してくれましたし、出来は前走以上とみています。中２週でもこれだけ攻め切れたという点には好感を持っています。

【宝塚記念特選注目馬】

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特選注目馬見解

追い切りではウッド併走と坂路併走でしっかり追い切りこなし、テンポの良い走りを披露した。持ち前の回転鋭いフットワークで、力強く駆け上がる姿は見映えがする。特に最終追い切りの内容は、ここ数走の最終追い時より制御がしっかり利いていることも好印象。いい雰囲気でレースに臨めそう。距離短縮の今回は絶好の舞台でありますし、上位に食い込んでも全くおかしくない。

ぜひ参考にしていただければ幸いです。

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