★天皇賞・春調教見解★

★天皇賞・春調教見解★

おはようございます。日曜日に予想をあげれずすみません。買い目だけはTwitterにあげましたが、結果は散々なものでした…。めげずに頑張って予想していきたいと思います。さて、いよいよ天皇賞ウィークになりました。面白いメンバーが揃っていますが、抜けた馬がいないという印象が強いレースです。また今年は、京都競馬場改修に伴い、阪神競馬場での開催になります。個人的にはメロディーレーンちゃんが出走できるのか気になります(笑)それでは各馬の調教見解を見ていきましょう。

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★天皇賞・春各馬見解★

2021年5月2日(日) 
阪神競馬11レース(15時40分発走) 
第163回天皇賞・春(GⅠ) 
阪神芝3200m 4歳以上定量

アリストテレス

(牡4歳 父エピファネイア・母ブルーダイヤモンド)

前走:阪神大賞典7着(阪神芝3000m:3分09秒5)

昨年の菊花賞でコントレイル相手にクビ差まで接近し、評価を急上昇させた好素質馬。2走前のGⅡアメリカジョッキークラブカップでは、不良馬場という悪条件の中でもしっかり勝ち切っています。調教でも併せ馬を敢行した1週前追い切り(栗東CW6ハロン84.7-68.2-52.9-38.6-11.9)でラスト1ハロン11秒台のハイラップを叩き出し、高いレベルのデキを維持しているのは間違いない。ただ、前走での7着大敗、阪神芝コースでは4戦して未勝利という状況がかなり気になる。

ウインマリリン

(牝4歳 父スクリーンヒーロー・母コスモチェーロ)

前走:日経賞1着(中山芝2500m:2分33秒3)

1988年のメジロフルマー以来、33年ぶりに牝馬でGⅡ日経賞を優勝。快挙を成し遂げた徹底先行型。正直気性が前向きなので、今回の3200mへの距離延長は厳しいと思うが、皐月賞でGⅠ初勝利をし、絶好調男【横山武史騎手】の手綱さばき次第では…と期待感はある。1週前追い切り(美浦W5ハロン67.1-51.4-38.3-12.0)はNHKマイルカップで有力視されているシュネルマイスターとの併せ馬を敢行。馬なりの手応えだったシュネルマイスター相手に見劣りはしたが、脚さばきはとても素軽かったので、状態面の不安はない。

オーソリティ

(牡4歳 父オルフェーヴル・母ロザリンド)

前走:ダイヤモンドS2着(東京芝3400m:3分31秒2)

これまでにGⅡを2勝(青葉賞、アルゼンチン共和国杯)、ただGⅠの大舞台では苦戦(ホープフルS5着、有馬記念14着)が続いている。早め先頭から押し切りを図った前走のダイヤモンドステークスはゴール板手前で脚色が鈍り、2着に敗れているが、ダイヤモンドステークスよりも距離が200m短縮されますので、前回並みかそれ以上のパフォーマンスを発揮する可能性はある。1週前追い切り(美浦W7ハロン98.2-82.5-67.0-52.2-38.6-12.3)は単走で終いを一杯に追い、強めの負荷を掛ける形に。関西圏への長距離輸送を控えていますから、最終追い切りは軽めの内容になるかもしれませんが、1週前追い切りの時点で鋭い末脚を繰り出していましたので、レース間隔が空いた中でも上々のデキに仕上がっているのは間違いない。

カレンブーケドール

(牝5歳 父ディープインパクト・母ソラリア)

前走:日経賞2着(中山芝2500m:2分33秒4)

前走の日経賞は中団やや前めのポジションからレースを進めたものの、先行抜け出しを図ったウインマリリンの粘りに屈し、通算6度目となる重賞2着という悔しい結果に終わっています。どうしても勝ちきれない印象ではあるが、詰めの甘い面がある反面、舞台設定、相手関係不問で能力を発揮するタイプでもあるので、相手なりに走れる強みを活かしての好走があっても不思議はない。1週前追い切り(美浦坂路4ハロン52.9-38.8-25.6-13.1)は青葉賞に出走するワンデイモアとの併せ馬を敢行し、併走同入。年下相手だったとはいえ、引っ張りっきりの手応えを保った状態で圧倒、年明け2戦目で型通り状態良化が見込めます。

ゴースト

(セ5歳 父ハーツクライ・母ガヴィオラ)

前走:阪神大賞典競走中止

2400m以上で3勝を挙げている同馬。今回の天皇賞で初のGⅠ参戦。前走の阪神大賞典は心房細動発症で競走中止しているが、1週前追い切り(栗東CW6ハロン77.8-63.7-50.4-37.7-12.6)で猛時計をマーク。アクシデント明けでも順調に調整が進んでいる点は前向きに捉えたい。ただ、スタミナ特化型の分、速い上がり勝負になると苦戦を強いられますので、極端に時計の掛かる馬場にならないと、厳しいか…。

シロニイ

(牡7歳 父キングカメハメハ・母シラユキヒメ)

前走:阪神大賞典4着(阪神芝3000m:3分08秒9)

無敗の桜花賞馬ソダシの近親にあたる同馬。芝レースで勝ったことがないので、一気に相手関係が強化されるGⅠで即通用するとは思えないが、道中2番手のポジションから4着に粘り込んだ前走の内容を見る限り、レース当日を道悪馬場で迎えることができれば、ギリギリ3着に入り込む可能性も…。併走同入に持ち込んだ1週前追い切り(栗東坂路4ハロン53.0-38.6-25.1-12.6)の内容もまずまず。当日道悪であればヒモに一考するのはありかもしれない。

ジャコマル

(牡7歳 父ダノンシャンティ・母ピュアウィンク)

前走:日経賞5着(中山芝2500m:2分33秒9)

昨年末にようやく3勝クラスを突破、3度目の重賞レース挑戦となった前走の日経賞ではスムーズな形でハナを奪い、5着に粘り込んでいます。直線が短い中山芝コースなどがベストのように思うが、今年の天皇賞春は直線短めの阪神芝内回りコースになるので、場替わり自体は問題ない。単走の1週前追い切り(栗東CW6ハロン81.4-65.9-51.8-38.6-12.8)でも上々の時計をマークし、水準級のデキには仕上がっている。しかし、これまでよりもはるかに相手関係が強化されている点は大幅な減点材料。強敵相手にどこまで戦えるのか…という腕試し的な意味合いが濃い一戦。

ディアスティマ

(牡4歳 父ディープインパクト・母スウィートリーズン)

前走:松籟S1着(阪神芝3200m:3分14秒9)

メンバー中唯一阪神芝3200mで勝ち鞍がある徹底先行型。4歳馬ということもあり、キャリア9戦で場数を踏んでいないところはもちろん、完成途上の段階だったとはいえ、昨年のGⅡ青葉賞でシンガリ負けの18着。重賞で通用するメドが立っていない状況なのは正直減点材料。併せ馬を敢行した1週前追い切り(栗東坂路4ハロン54.1-39.7-26.0-12.8)はラスト2ハロンで26.0秒の時計を要しているが、ステイヤー型ディープインパクト産駒なので、終いの反応が鈍くなるのは致し方ない。マイペースの単騎逃げに持ち込むことができれば、懸命の粘りを見せる可能性も…。

ディバインフォース

(牡5歳 父ワークフォース・母ツクバビューティ)

前走:サンシャインS1着(阪神芝2500m:2分35秒4)

3勝クラスの馬。2019年のGⅠ菊花賞で後方から力強い末脚を繰り出し、4着まで追い上げた過去がある。ただ2勝クラスを勝ち上がるのに時間を要していたのは事実ですし、中1週の強行軍で状態面の上積みも見込めない。正直様子見程度の評価が妥当か。
※1週前追い切り動画が公開されていないため、追い切り解説は省略します。

マカヒキ

(牡8歳 父ディープインパクト・母ウィキウィキ)

前走:ジャパンカップ9着(東京芝2400m:2分24秒2)

2016年度日本ダービー馬。意外にも3000m超の長距離戦を使うのは初めて。道中の折り合いに不安がなくなっていますし、良い意味でも悪い意味でも勝負どころでズブさが出てきている状況なので、一気の距離延長でレース運びがしやすくなるところも追い風。1馬身ほど併走先着を果たした1週前追い切り(栗東CW6ハロン78.4-63.2-49.7-37.2-12.4)で好時計をマーク。ただ、年明け初戦、ピークも過ぎた感も否めないので、可もなく不可もなし程度の評価が妥当。

メイショウテンゲン

(牡5歳 父ディープインパクト・母メイショウベルーガ)

前走:阪神大賞典6着(阪神芝3000m:3分09秒1)

ディープインパクト産駒ではありますが、パワー型の母父フレンチデピュティの特徴が色濃くなっていることもあってか、道悪馬場で無類の強さを見せています。しかし得意の道悪馬場だった、前走の阪神大賞典6着が気になる。ただ攻め駆けしないタイプなのに、1週前追い切り(栗東CW6ハロン82.5-67.2-52.4-38.7-12.3)で好時計をマークした点は評価できる。最終追い切りの時計・内容次第では評価を上げても良いかもしれない。

メロディーレーン

(牝5歳 父ディープインパクト・母メーヴェ)

前走:大阪-ハンブルクカップ10着(阪神芝2600m:2分36秒3)

馬体重340kg前後の華奢な馬なのに、直線急坂の阪神芝コースで2勝を挙げていますので、阪神芝コースとの相性が悪くない。ただ51kgの軽いハンデだった前走の大阪-ハンブルクカップでは末脚不発に終わり10着。好きな馬であり、応援はしたいが、前回よりも一気に相手関係が強化される状況では苦戦必至は間違いない。
※1週前追い切り動画が公開されていないため、追い切り解説は省略します。

ユーキャンスマイル

(牡6歳 父キングカメハメハ・母ムードインディゴ)

前走:阪神大賞典2着(阪神芝3000m:3分08秒2)

天皇賞春に挑戦するのは今年で3回目。過去2年(2019年5着、2020年4着)はしっかり掲示板確保。連覇を狙った前走の阪神大賞典は道悪馬場に脚を取られながらも、キッチリと2着まで追い上げている。また右回りでモタれる癖も解消されているので、確たる軸馬不在の今年はかなりのチャンス。1週前追い切り(栗東CW7ハロン94.2-78.3-63.8-49.9-36.7-12.1)は3頭併せの最内から脚を伸ばし、併走最先着。終いを一杯に追われたとはいえ、年明け初戦の前回を叩き、デキ上昇が見込める活気十分な動きを披露。状態がベストなのは間違いない。

ワールドプレミア

(牡5歳 父ディープインパクト・母マンデラ)

前走:日経賞3着(中山芝2500m:2分33秒4)

2019年度菊花賞馬。古馬になってから勝ち星に見放されているが、年明け初戦だった前走の日経賞で展開不向きの中、キッチリ3着を確保。叩き2戦目で型通り状態の上積みが見込める今回は一気の変わり身があっても不思議はない。1週前追い切り(栗東CW7ハロン95.7-79.4-64.3-50.3-37.2-12.1)で好時計をマークしたとはいえ、終いの反応がやや鈍かったので、最終追い切りで決め手の鋭さが戻っているのかどうか…。

以上が有力馬見解となります。

データ予想などはまた上げていきたいと思います。