【西日本ダービー2021最終見解】西日本地区6県交流で争われる3歳秋の一戦！混戦ムード漂うレースで穴を開ける馬とは？

9月14日(火)、名古屋競馬場にて【西日本ダービー】が開催されます。西日本ダービーは、西日本地区の地方競馬場、名古屋、笠松、金沢、兵庫、高知、佐賀が毎年持ち回りで開催しているレース。その競馬場出身の馬しか出られず、まさに生え抜き達による一戦。1着賞金は500万円と少々しょっぱい感じの賞金ですが、今年は好メンバーが揃いました。各馬見解と合わせて、最後に予想・買い目を載せますので、最後までご覧いただければ幸いです。それでは早速参りましょう。

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【西日本ダービー各馬見解】

２０２１年９月１４日（火）
名古屋競馬１１レース（１６時３５分発走） 
第６回西日本ダービー
名古屋ダート１９００m ３歳別定量

今年の出走馬は12頭。出走馬はこちら。

ブラックマンバ

（牡3歳 父ダノンレジェンド・母プリンセスボーラー）

前走：黒潮菊花賞4着（高知ダート1900m：2分09秒5）

７月に行われた準重賞で高知３歳世代トップのハルノインパクトを撃破。黒潮菊花賞では先着を許したものの、高知競馬のこの世代のトップクラスであることは疑いはないが、やはり実績を見る限りでは、１３００m～１４００m戦がもっとも力を発揮できる距離。慣れない名古屋の１９００mは、この馬向きではないように思える。現状ヒモまでか。

スマイルサルファー

（セ3歳 父プリサイスエンド・母カワカミタキオン）

前走：黒潮盃6着（大井ダート1800m：1分55秒4）

今年の兵庫ダービー馬。前走の黒潮盃はハイレベルな一戦だったが、その中で２着以下とはあまり差のない６着。久々で遠征だったことを考えると上出来の内容で、むしろ今後に向けての展望が見えた。展開に注文がつく脚質ではあるが、必ずと言っていいほど伸びてくる末脚は強烈。末脚勝負の展開になれば、馬券内は濃厚か。

ブンブンマル

（牡3歳 父ナムラタイタン・母エイシンドナウ）

前走：東海ダービー2着（名古屋ダート1900m：2分05秒6）

今年のクラシック前までの東海地区は、この馬が席巻するだろうと見られていた。だが、トミケンシャイリが転入してきて、駿蹄賞・東海ダービーを連覇。ただ、駿蹄賞で２着だったブンブンマルが３着馬につけた着差は６馬身。東海ダービーも同じく２着で、３着につけた着差は１馬身だったが、内容的には完封しての２着。トミケンシャイリがいなければ、東海地区でこの世代トップクラスなのは間違いない。気になるのは休み明け。トリッキーな名古屋コースを走りなれている点は大きな強みではあるが、ぶっつけ本番でこのメンバー相手でどこまで食い下がれるかがポイントになりそう。

キングサリ

（牝3歳 父トビーズコーナー・母ビューティーリヨ）

前走：葉月特別8着（佐賀ダート1750m：1分57秒6）

２歳時に１４００m戦で勝利。その後、九州ジュニアチャンピオンで３着の実績があるものの、その後重賞戦線などでの活躍はない。近走も佐賀のＢ級で１着から２.５秒差、３.６秒差をつけられての大敗。今回これまでの対戦相手よりも遥かに強い相手。ここは見送りで問題ない。

スーパーキンチャン

（牡3歳 父トーセンホマレボシ・母ガバナーリヴァイヴ）

前走：SAGAイブニング賞7着（佐賀ダート1400m：1分31秒1）

九州ダービー栄城賞（２０００m）で３着、それ以外にも１７５０mや１８００m戦で活躍しており、距離不安はない。ただ、２歳時に１４００m戦で勝って以降、勝ち星がまったくない。ここでは流石に能力が足りていない。見送りで問題ない。

ユキプロスパー

（牡3歳 父アラムシャー・母オムスビ）

前走：ライチョウ特別5着（名古屋ダート1600m：1分45秒4）

２歳時に１４００mで勝利を挙げてから、１２戦して勝ち星なし。３月の中京ペガスターカップでブンブンマルと直接対決し、１.６秒差の３着。駿蹄賞、東海ダービーでも大きく差を広げられており、能力的な差はいかんともしがたい印象。乗りなれている丸野騎手を続けて確保できたという点はプラス材料だが、それ以外にこれといった強調材料は見当たらない。ここは見送りで問題ない。

リュウノワシントン

（牡3歳 父フリオーソ・母バトルパンタナール）

前走：C3−13　5着（高知ダート1300m：1分26秒2）

通算成績も１勝で、現クラスはＣ３クラス。いくら高知競馬がレベルアップしているからといって、Ｃ３クラスの馬が地区交流レースに出てきて上位争いできるほど、レベルが突出しているわけではない。正直、なぜ出走してきたのか、陣営に疑問すら感じる。見送りで問題ない。

インザホッパー

（牡3歳 父タートルボウル・母ドリームゴールド）

前走：ライチョウ特別1着（名古屋ダート1600m：1分44秒6）

湾岸スターカップでスプリングメドウの２着に好走。続く前走はマクっての１着。いずれも山田祥雄騎手が鞍上での好成績だったが、今回は宮下瞳騎手。宮下騎手とのコンビでは、【０-３-０-１】と悪くはないものの、勝ちきれていないのはマイナス。タートルボウル産駒だけに、距離が延びてプラスに働くとは言えず、今回は見送りが妥当。

ダイセンハッピー

（牝3歳 父ホッコータルマエ・母アルマネーレーイス）

前走：B4組2着（名古屋ダート1400m：1分30秒7）

２歳時には３連勝を飾り、今年のクラシック戦線の主役を張りそうな気配があった。だが３歳で未だ勝ち星なし。ただ、大きく崩れたのは東海ダービー（１２着）と湾岸スターカップ（７着）のみで、それ以外は無難にまとめている。今回はその東海ダービーや湾岸スターカップよりも好メンバーがそろっており、巻き返しには一苦労。ここは見送りで問題ない。

フューリアス

（牡3歳 父バトルプラン・母ヴィヴァント）

前走：サラブレッド大賞典2着（金沢ダート2000m：2分11秒6）

石川ダービー３着、石川門カップ２着、サラブレッド大賞典２着と、大レースで馬券内に食い込んでいる。ただ、高知優駿に遠征して、勝ち馬から３.０秒差の８着。ＭＲＯ金賞でシェナキングから２.８秒差の５着。今回出走各メンバーと相対的に力関係を見ると、正直勝ち目はなさそうに見える。

シェナキング

（牡3歳 父ベルシャザール・母メデタイメデタイ）

前走：MRO金賞1着（金沢ダート1900m：2分02秒7）

今年の菊水賞馬。兵庫ダービーは最後の最後でスマイルサルファーの末脚に屈したが、ほぼ勝ちに等しい内容。ＭＲＯ金賞でも地元の各馬を抑え、貫録の勝利。安定感が抜群なうえに、遠征競馬でも対応可能なことは前回示すことができたのは収穫。吉村騎手とは【３-１-０-０】とパーフェクト連対。１９００mは経験しており、スタミナにも問題ない。強いてあげるならば、外枠という点が唯一の不安点か。

スプリングメドウ

（牡3歳 父シビルウォー・母アリーヤ）

前走：湾岸スターカップオープン1着（名古屋ダート1600m：1分43秒6）

２連勝で臨んだ駿蹄賞はトミケンシャイリ、ブンブンマルの３着。続く東海ダービーも、トミケンシャイリ、ブンブンマルの３着。差は詰めてきているとはいえ、現状では２頭と差がある世代３番手評価。それでも、前々走金沢のＭＲＯ金賞で４着、前走湾岸スターカップは１着と力があることは間違いない。ただ、大外枠は脚質的にも不利なのは明らか。現状ヒモまでが妥当か。

【西日本過去5年データ】

▼データ分析のポイント

・人気馬がとにかく強い
・2走前までに重賞に出走歴がある馬に注目
・連対馬は過去全てで、4勝以上している馬

★過去5年人気別成績★

成績　　勝率　　連対率　　複勝率

１番人気【３-１-１-０】６０%　８０%　１００%
２番人気【０-１-０-４】０%　２０%　２０%
３番人気【１-２-２-０】２０%　６０%　１００%
４番人気【０-１-１-３】０%　２０%　４０%
５番人気【１-０-０-４】２０%　２０%　２０%
６番人気以下【０-０-１-３１】０%　０%　３.１%

1番人気、3番人気の成績が圧倒。過去5年全てで馬券内に来ている。また、勝ち馬は5番人気まで。6番人気以下はヒモまでが限界。

★過去5年性別別成績★

成績　　勝率　　連対率　　複勝率

牡・セン【５-３-２-２１】１６.１%　２５.８%　３２.３%
牝【０-２-３-２１】０%　７.７%　１９.２%

牡・セン馬の成績が優秀。ただ、牝馬は昨年を除き一頭は馬券に絡んでいた。

★過去5年所属別成績★

成績　　勝率　　連対率　　複勝率

愛知【０-１-０-５】０%　１６.７%　１６.７%
笠松【０-１-０-１０】０%　９.１%　９.１%
金沢【０-１-１-８】０%　１０%　２０%
兵庫【２-１-２-４】２２.２%　３３.３%　５５.６%
高知【２-１-０-７】２０%　３０%　３０%
佐賀【１-０-２-８】９.１%　９.１%　２７.３%

勝ち馬は兵庫、高知、佐賀所属のみ。勝ち馬以外にも成績が良いのは兵庫と高知。狙うならどちらかの所属から攻めるのがベターか。

【西日本ダービー最終予想】

今回の本命馬は1頭になります。

本命
◎ ●●●●●

対抗
○ スマイルサルファー
○ ブンブンマル
○ フューリアス

相手
△ １、１２

↓↓↓本命はこの馬↓↓↓

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本命馬見解

本命は●●●●●です。名古屋の１９００mは外枠発走だと、内になかなかもぐりこめないまま最初のコーナーを迎えることが多くあります。また、外枠からの先行争いに巻き込まれると、自分の走るペースが乱されます。そんな要素があると、安定感が売りの本命馬でも苦しくなるのではないかと考えました。ただそれでも本命馬の力を凌駕するだけのほかの馬は不在と見ました。スタート勘が良くなってきたことで、近走は前づけの競馬ができているし、前走のように前に目標を置く形で運べれば十分チャンスはありますし、力は出せると考え、今年の【西日本ダービー】本命馬とさせていただきます。

対抗は近走実績、データ面から考えて選ばせて頂きました。

人気どころからの勝負になりますので、ガミる可能性があります。なのでアレンジして買うのをオススメします。

ぜひ参考にしていただければ幸いです。

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