【日本ダービー2021調教見解】日本ダービー出走有力馬調教分析！調教から見た特選注目馬1頭を公開！！

おはようございます。本日は、5月30日（日）東京競馬場にて【日本ダービー】が開催されます。牝馬サトノレイナス参戦でより面白くなったダービーですが、皐月賞を強い勝ち方をしたエフフォーリアが恐らく1番人気になるでしょう。オークスと同じ2400ｍというタフなコースで人気薄の穴馬の台頭はあるのか？1週間前、最終追い切りからヒントはあるのか？と気になるところが多いです。特選注目馬も公開しますので、最後までご覧いただければ幸いです。それでは早速参りましょう。

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【日本ダービー調教各馬見解】

２０２１年５月３０日（日） 
東京競馬１１レース（１５時４０分発走） 
第８８回東京優駿（日本ダービー）（ＧⅠ） 
東京芝２４００m ３歳定量

アドマイヤハダル

（牡3歳父ロードカナロア・母スウェアトウショウ）

前走：皐月賞4着（中山芝2000m：2分01秒2）

坂路とウッド併用でしっかりと攻め込まれた１週間前追い切り。併せ馬を敢行した１週前追い切り（栗東CW６ハロン８０.７-６４.８-５０.１-３６.７-１１.６）で終いを強めに追われ、ラスト１ハロン１１秒台の好時計をマーク。最終追い切りでは（栗東坂路４ハロン５４.５-３８.６-２４.４-１１.７）とラップ推移も素晴らしく、前走以上の好状態で大舞台を迎えられそうなところは買い材料になりそうです。

エフフォーリア

（牡3歳父エピファネイア・母ケイティーズハート）

前走：皐月賞1着（中山芝2000m：2分00秒6）

ノーザンF天栄でもしっかり乗り込んできたようで、帰厩した後も順調に乗り出しを開始できている。３頭併せを敢行した１週前追い切り（美浦W5ハロン69.0-53.7-39.2-12.0）では馬なりの手応えでラスト１ハロン１２.０秒のハイラップを叩き出していますので、状態面の不安は無く、最終追い切りではゴール前仕掛けで（美浦W5ハロン６６.３-５１.２-３８.３-１１.９）併せ馬をしたヴィアメント（馬なり）の内０.４秒追走・０.２秒先着と良い仕上がり。この馬にしては最後まで最後まで攻めてきた感じがしますし、ダービー仕様の仕上げという印象なので、無敗の２冠馬という可能性を感じさせます。

グレートマジシャン

（牡3歳父ディープインパクト・母ナイトマジック）

前走：毎日杯2着（阪神芝1800m：1分43秒9）

併用で乗り込まれ、順調に仕上がりは進んでいる印象。ただ、１週前追い切り（美浦W5ハロン67.0-50.8-36.8-12.9）で気負う素振りを見せ、折り合い面の不安をのぞかせていた。最終追い切りでは（美浦W5ハロン６６.９-５１.９-３７.７-１２.０）と１週間前追い切りよりも全体的に良化している印象が強く、良い動きを感じました。１週間前にあった折り合い面も多少解消されていましたし、現状ならという雰囲気はあります。それでも、折り合い面は課題になっていますので２４００mへの距離延長は心配な材料になります。当日の返し馬や、パドックでのチェックは必要になる。

シャフリヤール

（牡3歳父ディープインパクト・母ドバイマジェスティ）

前走：毎日杯1着（阪神芝1800m：1分43秒9）

併せ馬を敢行した１週前追い切り（栗東CW6ハロン83.5-67.5-51.5-37.5-11.7）では楽な手応えを保った状態でラスト１ハロン１１.７秒のハイラップを計測し、中間自己ベストを出しています。最終追い切りでは（栗東坂路４ハロン５４.４-３９.７-２５.４-１２.１)と出来は前走以上。まだ全体的に良化の余地は残されていそうなイメージはあるものの、ポテンシャルは高そうですし、現状では文句ない仕上がりになっている。

ステラヴェローチェ

（牡3歳父バゴ・母オーマイベイビー）

前走：皐月賞3着（中山芝2000m：2分01秒1）

３頭併せで併走馬２頭をあっさり突き放した１週前追い切り（栗東CW６ハロン８３.０-６６.３-５１.５-３７.７-１１.７）の内容もかなり良かく、皐月賞前の出来より数段上という印象。前走からさらにギアを上げているイメージです。最終追い切りでは（栗東坂路４ハロン５２.７-３８.２-２４.９-１２.２）と集中力を切らさず、最後のひと追いも素晴らしかった。皐月賞の結果をフロック視するのは危険で、調教内容からは文句ナシといった感じです。

タイトルホルダー

（牡3歳父ドゥラメンテ・母メーヴェ）

前走：皐月賞2着（中山芝2000m：2分01秒1）

１週前追い切り（美浦W５ハロン６６.０-５１.１-３７.６-１２.３）と単走終い重点の内容。気負う素振りを見せず、キビキビとした脚さばきでWコースを駆け抜けていたので、引き続き状態面では高いレベルで安定している。最終追い切りでは（美浦W５ハロン６６.５-５１.２-３７.８-１２.０）と攻めて動くタイプらしく良い追い切りを消化した印象。状態に不安はありませんし、皐月賞の時よりも徹底先行型が少なく、自分の形で無理なく立ち回れるようであれば、一発あってもおかしくない。

タイムトゥヘヴン

（牡3歳父ロードカナロア・母キストゥヘヴン）

前走：NHKマイルカップ6着（東京芝1600m：1分32秒3）

中２週とレース間隔が詰まっていることもあり、単走軽めの内容だった1週前追い切り（美浦W５ハロン７３.４-５７.７-４２.８-１３.５）と遅い時計に留まった。最終追い切りではので（美浦W５ハロン６６.３-５１.１-３８.２-１２.４）とそこまで大きく変わってきた様子ではないが、引き続き良い状態は保てている印象。４Ｆ距離延長に対応できれば見せ場は作れる状態ではある。

サトノレイナス

（牝3歳父ディープインパクト・母バラダセール）

前走：桜花賞2着（阪神芝1600m：1分31秒1）

引っ張りっきりの手応えのまま終い好時計を叩き出した１週前追い切り（美浦W５ハロン６４.２-４９.１-３５.９-１１.８）と乗り込み量は豊富ですし、質も非常に高いものが目立っています。最終追い切りでは（美浦W６ハロン８４.３-６７.８-５３.０-３９.３-１２.８）と１週間前でしっかり消化している分、最後は軽めの調整となりました。それでも長めを追えている点や、最後までルメール騎手を乗せてきたという点には好感が持てますし、大一番に向けて万全な状態であることは間違いない。

ディープモンスター

（牡3歳父ディープインパクト・母シスタリーラヴ）

前走：皐月賞7着（中山芝2000m：2分01秒4）

併せ馬を敢行した１週前追い切り（栗東CW６ハロン８１.７-６７.０-５２.１-３８.１-１１.７）は終い好時計を叩き出したものの、鞍上が追い出したからの反応がイマイチ。攻めで動けるタイプの馬なので、格下馬相手に見劣った点は気になります。最終追い切りでは（栗東坂路４ハロン５２.９-３８.７-２５.１-１２.３）と自己ベストを出し、具合は良いと感じる。まだ良くなる余地が残している感じはあるが、今の状態で当日どこまでやれるか。

バジオウ

（牡3歳父ルーラーシップ・母フローレスダンサー）

前走：プリンシパルS1着（東京芝2000m：1分59秒3）

1週前追い切り（美浦坂路４ハロン５７.４-４２.２-２７.７-１３.８）と中２週とレース間隔が詰まっている分、軽めの内容に。最終追い切りでは（美浦坂路４ハロン５３.９-３９.７-２５.４-１２.５）と１週間前より時計は出ているが、間隔が詰まっている分、上向いてきたという印象はない。ただ、動き自体は悪くないので、器用な立ち回りで前残りの流れに持ち込まれれば、この馬が馬券圏内に割って入る可能性も十分ありそうです。

バスラットレオン

（牡3歳父キズナ・母バスラットアマル）

前走：NHKマイルカップ競走中止

前走HNKマイルカップでは、スタート直後に落馬とアクシデントがあったが、人馬ともに大事には至らず、態勢を立て直しての参戦となる。１週前追い切り（栗東坂路４ハロン５４.５-４０.１-２６.８-１３.４）と中２週と不良馬場であった事もあり軽めでの調整に。最終追い切りでは（栗東坂路４ハロン５２.０-３７.８-２４.４-１２.０）とグンと良くなってきた感じはしませんが、引き続き好調をキープしている印象。坂路で動く馬らしく、動き自体は良いので、距離が延びてどこまで対応できるかがカギとなりそうです。

ヨーホーレイク

（牡3歳父ディープインパクト・母クロウキャニオン）

前走：皐月賞6着（中山芝2000m：2分01秒2）

1週前追い切り（栗東CW６ハロン８０.５-６５.４-５１.１-３７.２-１２.２）とこの馬なりには順調な攻めができているが、終いまでビッシリ追われた割には促されてからの反応が少し鈍かったので、大幅な変わり身があるかという疑問はある。だだ動き自体は悪くはない。最終追い切りでは（栗東芝６ハロン７８.４-６３.４-４９.７-３７.０-１２.４）と芝コースで良い時計は出していますが、そこまで変わってきた印象はない。現状でどれだけの力が出せるかがポイントになりそう。

ラーゴム

（牡3歳父オルフェーヴル・母シュガーショック）

前走：皐月賞13着（中山芝2000m：2分02秒6）

1週前追い切り（栗東CW６ハロン８２.６-６６.９-５２.０-３７.８-１１.９）で３頭併せを敢行。併走馬２頭の真ん中から脚を繰り出し、終いビッシリ追われてラスト１ハロン１１.９秒の時計をマークしていますので、状態面の不安はありません。最終追い切りでは（栗東CW６ハロン８７.６-７０.２-５４.６-３９.７-１１.９）と動き自体は悪くないものの、良い時に比べると一枚落ちという印象。また、レース直前に激しくイレ込むタイプなので、当日のパドックでの気配とテンションに注意が必要です。

レッドジェネシス

（牡3歳父ディープインパクト・母リュズキナ）

前走：京都新聞杯1着（中京芝2200m：2分11秒2）

1週前追い切り（栗東芝６ハロン７９.６-６４.７-５０.３-３６.４-１２.２）と中２週という事もあり、併せ馬で終い重点の軽い内容。最終追い切りでは（栗東芝６ハロン８１.８-６５.７-５１.１-３７.６-１１.９）と自己ベストを塗り替えていますし、具合の良さが伺える。前走よりも一段階上の仕上がりに持って来れているのは間違いない。大一番に向け、状態は文句無しと言える。

ヴィクティファルス

（牡3歳父ハーツクライ・母ヴィルジニア）

前走：皐月賞9着（中山芝2000m：2分02秒1）

1週前追い切り（栗東CW６ハロン８１.８-６５.７-５１.１-３７.４-１１.７）と併せ馬で終いをビッシリ追う形に。自己ベストも塗り替え、素軽い脚さばきでCWコースを軽やかに駆け抜けていました。最終追い切りでは（栗東坂路４ハロン５４.５-３８.７-２４.８-１２.４）と前走からの好調は維持している。終いの反応も良いものを感じましたし、仕切り直しを図った今回は一気の変わり身があっても不思議はない。

ワンダフルタウン

（牡3歳父ルーラーシップ・母シーオブラブ）

前走：青葉賞1着（東京芝2400m：2分25秒2）

1週前追い切り（栗東坂路4ハロン53.4-39.0-25.0-12.4）で余力たっぷりの手応えを保ちながら、一杯に追われていた併走相手を子ども扱いしていた。最終追い切りでは（栗東CW６ハロン７９.９-６４.５-５０.３-３７.４-１２.０）と最後まで意欲的に攻めている印象が強く、状態自体は問題ない。前走以降も入念に乗り込みを重ね、叩き2戦目の上積みが見込める今回は面白い存在になりそう。

【日本ダービー特選注目馬】

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併せ馬を敢行した1週前追い切り（美浦W６ハロン８２.７-６７.５-５２.２-３８.１-１１.９）で終いをビッシリ追われ中間自己ベストを塗り替え、ラスト１ハロン好時計を計測している。攻めて動くタイプらしく良い動きが出来ている印象。最終追い切りでは（美浦W５ハロン６６.３-５０.９-３８.２-１２.１）と最後まで抜かりなく攻め切れている点にも好感が持てる。併走馬のヴェスターヴァルトもなかなか調教で動く馬ですので、その馬相手に０.６秒追走・同入は評価できますし、出来は前走以上なのは間違いない。跳びの大きなタイプなので、直線が長い東京芝コースも合いそうなこの馬を特選注目馬としたいと思います。

ぜひ参考にしていただければ幸いです。

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