★大阪杯予想★

★大阪杯予想★

先週からGⅠウィークが開幕しましたね。

高松宮記念の予想はあげれませんでしたが、大阪杯から予想や見解を上げていきたいと思います。今年初戦の三冠馬コントレイルや、初の2000mを走る短距離女王グランアレグリアといった一流馬が参戦する楽しみなレースになりました。

2021年4月4日(日)阪神競馬11レース(15時40分発走

第65回大阪杯(G1)阪神芝2000m 4歳以上定量

★出走予定馬調教見解★

アドマイヤビルゴ(牡4歳 父ディープインパクト・母イルーシヴウェーヴ)

前走:日経新春杯10着(中京芝2200m:2分13秒2)

1番人気を課された前走の日経新春杯でまさかの10着に凡退していますので、前回よりもはるかに相手関係が強化される状況は歓迎できません。また、主戦の武豊騎手が負傷により乗り替わり。ただ、ピンチヒッターに抜てきされた岩田望来騎手とコンタクトを取った1週前追い切り(栗東CW6ハロン86.5-69.5-53.4-38.8-11.5)では終いに鋭い決め手を繰り出し、ラスト1ハロン11秒台の好時計をマーク、調子自体は悪くない。

キセキ(牡7歳 父ルーラーシップ・母ブリッツフィナーレ)

前走:金鯱賞5着(中京芝2000m:2分02秒0)

2019年の大阪杯2着。前走の金鯱賞はスタートこそ五分に出たものの、発馬後の出足がいつも以上に鈍く、最後方からの競馬を強いられた結果、掲示板内ギリギリの5着を確保するのがやっと。正直4コーナー手前まではただ回ってきただけという印象しかない。ただ、金鯱賞の直線の追い上げは、メンバー中最速の上がり3ハロン(35.9秒)をマーク。休養明け2戦目の上積みが見込める今回は一気の変わり身があっても不思議ない状況ではあるが、馬のやる気がどこまで復活しているのかがカギになりそう。

※追い切り動画が公開されていないため、1週前追い切り解説は省略します。

ギベオン(牡6歳 父ディープインパクト・母コンテスティッド)

前走:金鯱賞1着(中京芝2000m:2分01秒8)

10頭立て10番人気で臨んだ前走の金鯱賞では、鮮やかな逃げ切り勝ちを決め、大波乱を演出しました。馬場悪化の影響で差しが決まりづらく、当日中京芝レースは前残りが目立つ展開。ギベオン自身重賞勝利が左回りコースだけということもあり、重賞未勝利の右回りコースに替わる今回は正直割引が必要です。

※追い切り動画が公開されていないため、1週前追い切り解説は省略します。

クレッシェンドラヴ(牡7歳 父ステイゴールド・母ハイアーラヴ)

前走:有馬記念8着(中山芝2500m:2分35秒8)

関東馬であり、阪神芝コースは初めてですが、昨年のGⅢ七夕賞(福島芝2000m)を優勝するなど、右回りコースの芝2000mという舞台設定を得意にしています。(小回りが利くコースが得意の可能性も…)、3頭併せの最内から引っ張りっきりの手応えを保った状態で併走同入を果たした1週前追い切り(美浦W5ハロン66.2-52.0-37.9-12.7)で上々の走り。

グランアレグリア(牝5歳 父ディープインパクト・母タピッツフライ)

前走:マイルCS1着(阪神芝1600m:1分32秒0)

昨シーズンにGⅠを3勝(安田記念、スプリンターズS、マイルCS)。安田記念ではアーモンドアイ、マイルCSではインディチャンプ以下をあっさり差し切り。マイル前後の距離でこの馬に対抗できるライバルは現状見当たらないと考えた方が妥当かと思います。2000mの距離を使うのは初めてですが、併走馬2頭に追い抜かれても力む素振りを見せなかった1週前追い切り(美浦W6ハロン83.8-67.2-52.3-38.6-13.5)の内容を見る限り、折り合い面の不安もないので、距離自体は無難にこなす可能性大。

コントレイル(牡4歳 父ディープインパクト・母ロードクロサイト)

前走:ジャパンカップ2着(東京芝2400m:2分23秒2)

前走のジャパンカップではアーモンドアイの圧倒的なパフォーマンスの前に屈する形だが、菊花賞激走の反動で調子が下降気味だった中でキッチリ2着を確保。今回はしっかり休養を挟んでの参戦。気になるのは休養明け初戦という点ですが、坂路全体時計の自己ベストを更新した2週前追い切り(栗東坂路4ハロン50.1-37.2-24.7-12.6)に引き続き、キビキビとした脚さばきで3頭併せ最先着を果たした1週前追い切り(栗東CW6ハロン78.7-63.3-49.7-37.2-12.5)の内容を見る限り、調子を崩していた昨年のジャパンカップ時よりも順調に調整。本番に向けて視界良好といったところだ。

サリオス(牡4歳 父ハーツクライ・母サロミナ)

前走:マイルCS5着(阪神芝1600m:1分32秒4)

前走マイルCSでは、17頭立て17番枠発走でロスの多い競馬を強いられていましたから、枠順の不利に泣いた前走は正直度外視可能な内容。1週前追い切り(美浦W5ハロン65.2-50.7-37.6-12.0)は初コンビを組む松山弘平騎手を背に、2馬身ほど併走先着。年明け初戦になりますが、動きの重苦しさはなく、素軽さ満点の脚さばきでWコースを駆け抜けていたので、最終追い切りでも水準以上の動きを見せた場合、評価を引き上げる可能性あり。

ブラヴァス(牡5歳 父キングカメハメハ・母ヴィルシーナ)

前走:金鯱賞10着(中京芝2000m:2分03秒6)

昨年のGⅢ新潟記念で、待望の重賞初制覇。休養明け初戦だった前走の金鯱賞はまさかのシンガリ負け。しかし緩い馬場の影響を強く受け、持ち味を発揮することすらできなかったので、良馬場でレース当日を迎えることができれば、変わり身が期待できる。また、大阪杯が行われる阪神芝2000mで【1-2-0-0】(連対率100%)の好結果を残しているところも強調材料に。1週前追い切り(栗東P6ハロン81.1-64.2-50.0-37.0-11.6)は単走でサラッと流す程度の軽い内容。強い負荷を掛けたわけではないが、脚さばきが軽く、道中の気合い乗りは前回の最終追い切り以上。叩き2戦目で状態が上向いている気配。

モズベッロ(牡5歳 父ディープブリランテ・母ハーランズルビー)

前走:京都記念8着(阪神芝2200m:2分11秒2)

先週のGⅡ日経賞にも特別登録をしていましたが、日経賞の出走を取りやめ、あえて大阪杯の方に目標を切り替えてきました。昨年のGⅠ宝塚記念で3着入線の実績があるように、阪神芝内回りコースで好走している点は魅力な点。ダイメイフジ(高松宮記念に出走)相手に併走同入に持ち込んだ1週前追い切り(栗東坂路4ハロン52.8-38.3-25.1-12.7)の内容も上々。ただし、キセキ同様、近走ゲートの出がかなり悪く、このゲート難の課題がポイントになりそうです。

レイパパレ(牝4歳 父ディープインパクト・母シェルズレイ)

前走:チャレンジC1着(阪神芝2000m:1分59秒9)

5戦5勝のパーフェクトキャリア大阪杯へと駒を進めてきた新進気鋭のディープインパクト産駒。一流古馬との対戦となった前走のチャレンジCでブラヴァス以下を寄せ付けない、鮮やかな先行抜け出しを決め、重賞初勝利。抜群の気合い乗りで坂路をグングン突き進んでいた1週前追い切り(栗東坂路4ハロン55.5-40.2-25.8-12.6)の内容もかなり良かったので、強敵相手でも見劣りしない存在として認識する必要がある。

ワグネリアン(牡6歳 父ディープインパクト・母ミスアンコール)

前走:京都記念5着(阪神芝2200m:2分11秒1)

2018年のGⅠ日本ダービー優勝、2019年の大阪杯でも3着を確保しています。明け6歳になり、コントレイル&グランアレグリアという現役最強格がいる今回は厳しい戦いを強いられるのは間違いない。ただ、前回は喉の手術明け初戦で完調手前の状態でしたし、終いまでビッシリ追われた1週前追い切り(栗東CW7ハロン92.2-77.4-63.3-49.7-36.8-12.4)でハイラップを刻み、強い負荷を掛けている今回は一変の可能性あり。

以上が有力馬見解となります。

最終追い切り、最終見解などはまた上げていきたいと思います。