【東京記念2021最終見解】大井2400mで争われる伝統の一戦！混戦ムード漂うレースで穴を開ける馬とは？

9月8日(水)、大井競馬場にて【東京記念】が開催されます。大井2400mで争われる伝統の一戦！長距離が得意なステイヤーをはじめ、秋のビッグレースを見据える有力馬が参戦してくる重要な一戦になります。1着賞金は3200万円という、ダートグレードレース顔負けの高額賞金です。今年は高額賞金を狙ってか、好メンバーが揃いました。各馬見解と合わせて、最後に予想・買い目を載せますので、最後までご覧いただければ幸いです。それでは早速参りましょう。

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【東京記念各馬見解】

２０２１年９月８日（水）
大井競馬１１レース（２０時１０分発走） 
第５８回東京記念（Ｓ１） 
大井ダート２４００m ３歳以上定量

今年の出走馬は16頭。出走馬はこちら。

ジョーグランツ

（牡6歳 父ゼンノロブロイ・母ジョーアラマート）

前走：千葉日報賞7着（船橋ダート1700m：1分49秒3）

１４００m～２０００mまで勝ち星があるのは、操作性が高い証拠で、長距離でもっとも必要とされる折り合いは問題ない。また森泰斗騎手が鞍上の時は【２-２-０-１】と相性も良い。ただ、自身のクラスはＡ２で、バリバリのオープン馬が揃った今回のメンバーに入ると、さすがに見劣りは否めない。

ホーリーブレイズ

（牡7歳 父フリオーソ・母スキャニングジョイ）

前走：マーキュリーカップ6着（盛岡ダート2000m：2分09秒2）

２走前に園田２４００mのレースに遠征して３着と好走。１年前にも大井２４００mで勝っており、長距離適性を改めて示した形。前走マーキュリーカップも先行策で粘って勝ち馬から３.５秒差ながらも６着なら上々。今回のメンバーであれば上位進出も可能か。

パストーソ

（牡3歳 父フリオーソ・母スイートリリック）

前走：黒潮盃2着（大井ダート1800m：1分53秒9）

前走黒潮盃は本命にしていたが、これまで好成績を収めてきた逃げる形ではなく、控える形。結果的に前が詰まるようなシーンが何回か見られ、最後までよく伸びているものの、勝ち馬の決め手に屈した。血統的に長距離はこなせると思われるが、今回は古馬のメンバーが強敵ぞろい。斤量面での有利も限定的で、胸を借りるレースになりそう。

フィアットルクス

（牡6歳 父ゴールドアリュール・母イントゥザライト）

前走：大井記念2着（大井ダート2000m：2分05秒5）

前走で連勝はストップしたが、初の強敵相手に２着と好走したのは収穫。休み明けを苦にしないタイプで、安定感は抜群。初の距離だけが未知数ではあるものの、ゴールドアリュール産駒ではあるが、血統的に十分こなせるというか、むしろ伸びたほうが力は出せるはず。展開も問わないタイプだけに、距離さえこなせればチャンスはある。

トーセンブル

（牡6歳 父トーセンブライト・母トーセンクラッチ）

前走：六甲盃1着（園田ダート2400m：2分40秒6）

南関の長距離路線の常連で、再三に亘って馬券内に入っている。前走は園田に遠征して２４００m戦で見事１着となり、重賞初制覇を飾った。６歳にして本格化してきた印象で、このメンバー相手でも、適性面のアドバンテージを活かせば十分相手になる。正直現在の人気はナメられた感があり、このままであれば狙ってみたい一頭だ。

ストラトフォード

（牝5歳 父ゼンノロブロイ・母ニイガッタメール）

前走：サマーナイト賞2着（大井ダート2000m：2分06秒7）

前々走のトライアルレースで４着。さらに前走の２０００m戦で２着。牝馬ながら中長距離路線でパワフルな走りを見せており、JRA２勝クラスの力は示している。ただ、今回のメンバーはJRA２勝クラス以上のレベル感があり、この馬自身がもっと力を出し切る必要がある。過去１０年牝馬はこのレース馬券になっていないが、斤量面での優位があまりないだけに、前が崩れる展開になって、早めに押し出せれば上位進出の目もある。

サブノクロヒョウ

（牡8歳 父ロージズインメイ・母サブノイナズマ）

前走：東京記念トライアル5着（大井ダート2400m：2分36秒6）

２０１７年に１２番人気でこのレースを制しており、一昨年はトライアルを制した。昨年も２着に食い込んでおり、まさに大井２４００mのスペシャリスト。近走が不振でも、このレースや２６００mの金盃になると力を発揮している。リピーターレースでもありますし、８歳馬になった今年も軽視は禁物。

ドーヴァー

（牡8歳 父アドマイヤムーン・母オルダニー）

前走：流星賞7着（大井ダート1000m：1分02秒2）

かつてのJRAオープンクラスの馬も、南関転入後は２桁着順続き。３走前に５着に入る見せ場は作ったものの、前走１０００m戦からの２４００m戦への転身はさすがに厳しいし、陣営の意図も分からない。見送りで問題ない。

サトノプライム

（牡7歳 父ストリートセンス・母ラストアロー）

前走：東京記念トライアル1着（大井ダート2400m：2分36秒0）

JRAオープンクラスから南関に転入し、初戦こそマイルで力が発揮できなかったものの、船橋２２００m戦で３着に好走。前走のトライアルはフレッチャビアンカ以下を押さえて見事な勝利。長距離適性を示した格好になった。勢いに乗るここも素直に馬券圏内と考えるのが妥当。

チェスナットコート

（牡7歳 父ハーツクライ・母ホワイトヴェール）

前走：アフター☆ウィーク賞2着（船橋ダート1800m：1分54秒9）

南関転入後しばらくは能力を発揮できないレースが続いていたものの、ここ数戦は重賞でも上位に来るなど、ダート慣れが見られる。今の勢いと折り合い次第では十分こなせる地力はあるし、終いの脚にかける展開になれば浮上の目があってもいい。ただ、久々の長距離戦で、かつて挑戦したときは２桁着順だったことを考えると、あまり強気にはなれない。

フレッチャビアンカ

（牡7歳 父キンシャサノキセキ・母スイートスズラン）

前走：東京記念トライアル2着（大井ダート2400m：2分36秒1）

２０２０年の岩手２冠馬・年度代表馬。南関に再転入後も、初戦こそ７着に敗れたものの、その後２着→１着→２着と安定した成績。血統こそ短距離血統だが、ここ数戦は２０００m〜２１００mで結果を残しており、水沢時代に２５００mで２着に入っていることを考えれば、右回りの２４００mは射程圏内。展開に左右されない脚質も魅力的。

エメリミット

（牡4歳 父シンボリクリスエス・母プーカ）

前走：ひまわり賞2着（船橋ダート1600m：1分41秒2）

前々走の船橋２２００mで復活の勝利を挙げると、前走ハイレベルのメンバーがそろったレースで２着に好走。シンボリクリスエス産駒で長距離はお手の物。やや外枠は気がかりだが、早めに前につけて流れに乗れれば、地力はあるだけにこのメンバーでも上位争いは十分可能。

スギノグローアップ

（牡8歳 父マンハッタンカフェ・母シャイニングピアス）

前走：イヌワシ賞3着（金沢ダート2000m：2分08秒1）

最近は遠征レースが多いが、それでも大崩れすることなくレースをまとめている。前走、金沢の２０００mの重賞でも３着に好走しており、相手次第で走れる強みはある。２０１８年にこのレースで３着、２０１９年も３着に入っており、リピーターが多いこのレースでは注目に値する実績。人気は無いが大駆けに注意は必要。

ストライクイーグル

（牡8歳 父キンシャサノキセキ・母ミスエアクラフト）

前走：短夜賞5着（船橋ダート2200m：2分25秒8）

２０１９年のこのレースの覇者。近走は奮わないレースが続いているが、前走の船橋２２００m戦は０.３秒差の５着。２０００m以上のレースではまだまだ侮れない。地力は間違いないだけに、ここでの復活も大いにありうる。

セイヴァリアント

（牡5歳 父ベルシャザール・母フレンチミシル）

前走：サマーナイト賞1着（大井ダート2000m：2分06秒5）

JRA２勝クラスから南関に転入し、初戦はマイル戦で力を発揮できなかったものの、前走の２０００m戦で勝利。今回は的場文男騎手に乗り替わりだが、大井２４００mをもっともよく知る鞍上だけに不気味。現状ではこのメンバーの中で力は劣るものの、鞍上の経験値でどこまでカバーできるか。

マンガン

（牡4歳 父アイルハヴアナザー・母スマートストーム）

前走：金盃1着（大井ダート2600m：2分46秒1）

大井２６００mで行われた今年２月の金盃１着以来のレース。その金盃は後続に大差をつける圧巻の走りだった。ただ、気になるのは臨戦過程。ここまでの長期休養は未経験の同馬。近い休養期間としては昨年の６月～１０月。このときの復帰戦は７着だった。使い込まれて調子を上げてくるタイプのようにも思えるので、休養明けに長距離適性だけで今回のメンバー相手に戦えるのかは疑問。

【東京記念過去10年データ】

▼データ分析のポイント

・大井＆船橋所属馬が16連対
・東京記念に好走実績がある馬に注目
・リピーターの活躍が目立つ
・特に、息の長いステイヤーが狙い目

★過去10年人気別成績★

成績　　勝率　　連対率　　複勝率

１番人気【１-５-０-４】１０%　６０%　６０%
２番人気【２-２-２-４】２０%　４０%　６０%
３番人気【６-０-１-３】６０%　６０%　７０%
４番人気【０-０-１-９】０%　０%　１０%
５番人気【０-１-３-６】０%　１０%　４０%
６番人気以下【１-２-３-８４】１.１%　３.３%　６.６%

過去10年で1～3番人気馬が9勝を挙げているように、上位人気馬がしっかりと期待に応えている。特徴的なのは3番人気馬の6勝と1番人気馬の2着5回。2019年は傾向通り1着：3番人気、2着：1番人気となり、昨年の優勝は3番人気だった。

★過去10年性別別成績★

成績　　勝率　　連対率　　複勝率

牡・セン【１０-１０-１０-１０７】７.２%　１４.５%　２１.８%
牝【０-０-０-３】０%　０%　０%

牡・セン馬の成績が圧倒的。そもそもタフな条件ということもあり、牝馬の出走は過去10年で3頭のみ。ちなみにセン馬の成績は3勝、2着1回、3着1回。そのうち、1勝はサウンドトゥルー、その他は全てユーロビートだ。

★過去10年馬齢別成績★

成績　　勝率　　連対率　　複勝率

３歳【０-０-０-３】０%　０%　０%
４歳【３-３-２-１２】１５.８%　２６.３%　４０%
５歳【２-１-０-２０】８.７%　１３%　１３%
６歳【２-２-３-２５】６.３%　１２.５%　２１.８%
７歳以上【３-５-５-５０】４.８%　１２.７%　２０.６%

過去10年で複勝率では4歳馬が高く、頭数では7歳以上馬が多くなっている。また過去10年の7歳以上馬の成績を見ると、2017年以外は全て1頭以上の7歳以上馬が3着内に好走している。さらに、7歳以上馬を細分化すると、7歳：2勝、2着2回、3着3回、8歳：0勝、2着1回、3着0回、9歳：0勝、2着2回、3着2回、10歳：1勝、2着0回、3着0回と年齢の若い7歳馬の成績が最も良いが、9歳、10歳馬の頑張りにも注目したい。

★過去10年所属別成績★

成績　　勝率　　連対率　　複勝率

浦和【１-１-０-１３】６.７%　１３.３%　１３.３%
船橋【１-５-４-２８】２.６%　１５.８%　２６.３%
大井【８-２-４-４９】１２.７%　１５.９%　２２.２%
川崎【０-０-２-１１】０%　０%　１５.３%
その他地区【０-２-０-９】０%　１８.２%　１８.２%

大井所属馬と船橋所属馬が過去10年で16連対と圧倒的成績を残している。大井所属馬は過去10年で8勝、2着2回。2011年から2017年まで7連覇を達成するなど、地の利を存分に生かしている形だ。対する船橋所属馬は1勝、2着5回。近年はやや成績を落とす傾向にあったものの、昨年はサウンドトゥルーが7馬身差の独走劇を演じている。また、特定の馬が連続して活躍するいわゆる【リピーター】が多いのも、このレースの特徴だ。

★過去10年枠順別成績★

成績　　勝率　　連対率　　複勝率

１枠【１-２-０-１１】７.１%　２１.４%　２１.４%
２枠【１-１-０-１３】６.７%　１３.３%　１３.３%
３枠【０-２-２-１４】０%　１１.１%　２２.２%
４枠【３-１-３-１１】１６.７%　２２.２%　３８.８%
５枠【１-１-１-１５】５.６%　１１.１%　１６.６%
６枠【３-１-１-１２】１７.６%　２３.５%　２９.４%
７枠【０-１-３-１６】０%　５%　２０%
８枠【１-１-０-１８】５%　１０%　１０%

4枠と6枠が3勝ずつを挙げている。ただ、全ての枠番で連対があるように、内枠から外枠までそれほど大きな差はない。また過去10年の東京記念はフルゲート16頭が3回のみで、大井2400mは外回りコースで行われるだけに、枠番による有利不利はそれほど大きくないのかもしれない。

【東京記念最終予想】

今回の本命馬は1頭になります。

本命
◎ ●●●●●

対抗
○ ホーリーブレイズ
○ トーセンブル
○ サブノクロヒョウ
○ フレッチャビアンカ

相手
△ ３、４、１２、１３、１４、１５、１６

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本命馬見解

本命は●●●●●です。南関東移籍後マイルでは結果が出なかったが、２０００ｍ以上で結果を出した。前走展開に恵まれた感はあるが、勝ち時計も優秀。このタイムであれば十分やれるはず。加えて前走の末脚は目を引くものがありました。前が有利な馬場ではありますが、ある程度ペースが流れそうなメンバーなので、前が流れる展開になれば出番はあります。ただ、後ろから競馬をする馬ですので、捉えきれない可能性が高いのが不安。それでもこの距離であれば大きく崩れることはない安定感を信用し、今年の【東京記念】本命馬とさせていただきます。

対抗は近走実績、データ面から考えて選ばせて頂きました。

人気どころからの勝負になりますので、ガミる可能性があります。なのでアレンジして買うのをオススメします。

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